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今日は7月11日(土)の朝日新聞の記事からです。
見られた方もいらっしゃるかと思います。

市販薬市場は全体で4年間で6%減り、ドリンク剤や胃腸薬は1割以上減っている中、解熱鎮痛剤は4年連続で伸び、8.5%upしているという記事がでていました。

これには理由があり、今から4年前に20年ちかく病院で処方される鎮痛剤国内トップシェアであったロキソニンがOTC化されドラッグストアで売り出されたことが大きな要因です。
現在、ロキソニンは市販鎮痛剤のシェア1位(15.8%)となっています。ネームバリュー・効果が全体的に広がっているからだと思います。

それまではイブプロフェンを中心とした薬がトップシェアを維持していたのを一変させたのですからインパクト大ですよね。

ロキソニン発売以後、イブ陣営、バファリン陣営、セデス陣営、ナロンエース陣営ともに比較的短期間に新商品(以前から書いてますが、名前だけの新製品)を市場に送り出しています。

イブはイブAEx.を、バファリンはバファリンプレミアムを、ナロンエースはナロンエースRなどのように比較的短期間に新商品を出すことで市場が活性化し、消費者(患者?)のneedsを活性化させ、全体のパイが広がってきた結果だと思います。

このような鎮痛剤を購入する20-40代の女性の社会進出も大きな要因になっているものと思われ、なかなか仕事を休んで医療機関を受診できないことも考えられますので、一面をとると大変ありがたいことだと思われます。

頭痛専門医としては、薬物乱用頭痛が増えないようにと願うばかりです。