イメージ 1

https://sick.blogmura.com/headache/img/headache88_31.gif
[https://sick.blogmura.com/headache/ranking.html ]
ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

今日は市販薬の話です。
ロキソニンが市販されて、随分時間がたちました。
ドラッグストアでも売れに売れていて、薬物乱用頭痛の患者さんでも原因薬剤はロキソニンというケースが増えています。

そんな時に「ロキソニンSプラス」が新発売です。
ロキソニンに酸化マグネシウム33.3mgが追加されただけで、「胃にもやさしい」アピールだと思います。
製薬会社も売らないといけません。何も変わらないではspotがあたりません。ですからminor changeでspotをあびて、売り上げupをめざすんだと思います。

このやり方は他の鎮痛剤でもよくやります。
ナロンエースでは水酸化アルミニウムゲルを加えて、胃の保護を狙い「ナロンエースR」として売り出しています。

実際、このようなNSAIDsと呼ばれる鎮痛剤は胃の症状が出やすく。消化器内科に言わせれば「胃カメラでみつかる胃潰瘍の1/3は鎮痛剤によるものだと」。また「整形外科の先生には足を向けて寝られない。」などと悪態をついたりするほど、鎮痛剤は胃のトラブルをおこしやすいわけです。

ですから酸化マグネシウムで少し胃の症状が改善し、効果がよくなるのなら大変喜ばしいことです。

値段は定価では12Tで700円だったものが、プラスで12Tで754円になります。
ロキソニンSを買うのならロキソニンSプラスを買う方がいいと思います。