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 先週末の頭痛の研究会でTopicsとして取り上げられた片頭痛の予防のための注射についての論文をご紹介いたします。これは海外で治験段階の薬で、まず使えるようになるかどうかも不明ですし、使えるとしたらいつ頃かも不明なものです。

 ですから今片頭痛で困っていらっしゃる患者さんが随分未来に実用化する可能性を秘めたものと考えていただければと思います。少し難しいのですがまとめた文章を下に示しました。

 この薬がうまくいくと注射することで片頭痛の発作回数がすくなくなり、程度も減りますよ。また完全に片頭痛発作がなくなる人が32%いましたよという論文で、副作用も少なくつかいやすいですという発表です。有効な期間も長いので発作回数がおおい患者さんには、日本で使えるようになりましたら、有効な治療方法の一つになるものと思います。

 ただし使えるようになるには相当時間がかかります。

 雑誌:Lancet Neurology:13:885-892(2014) 所属:Mayo Clinic 著者:DW Dodick MD

 片頭痛患者にCGRPを投与すると片頭痛が誘発される。遺伝子組み換え技術によってヒト化された抗CGRPモノクローナル抗体が片頭痛予防治療として開発中であった。本論文は、米国の35施設で施行された同薬の第2相臨床試験の結果報告である。

 本臨床試験は2012年7月~2013年9月まで行われた多施設二重盲検試験。
 
 皮下注射群107名、偽薬注射群110名が評価対象。
 
 実薬投与群では片頭痛発作日数が-4.1日 に対し偽薬群-3.0日 (SD 3.0, 42.3%減少)であり、有意に前者で減少効果が認められた。
 完全に発作を認めなくなった者 (32% vs. 17%)の割合も実薬群で多かった。
 有害事象の報告は両群でほぼ同数であったが、重篤な有害事象は認められなかった。

この薬剤はイーライリリー社で現在開発・治験を行っています。

いつ頃につかえるようになるのでしょうか?