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 視覚的前兆を伴う古典的片頭痛というのがあります。
 
 片頭痛がおこる15-30分くらい前にキラキラしたようなものが見えるとか、見えない部分がでてくるとか、視覚的ないろんな変化があって、15-30分後に片頭痛がおこるものをそう呼んでいます。

 片頭痛全体の10%程度だと思われます。

 このような視覚的前兆があれば片頭痛と診断されやすいですし、トリプタンの内服タイミングも比較的わかりやすいと言われています。

 この視覚的前兆ですが、視野中枢の後頭葉に変化が起きて、徐々に前方へ移っていくことによって症状が出現すると言われています。
 そんな視覚的前兆ですが、私すごい近眼でコンタクトを入れないと前にいる人の顔が全くわからないというような人におきると、まるでコンタクトを入れたときのように見えるといくとが普通におこります。

 実際はコンタクトが入ってないので、きちんと見えないので、前兆もボンヤリ見えていいのですが、いつものように前兆が見えるんです。これは目が見ているのではなく、頭の変化を頭が感じているだけで見えないものを見ているからではないからです。

 見えないものが見えるのは幻視です。
 片頭痛の視覚的前兆は見えないものが見えているのですが幻視とは異なるわけです。
脳の変化を脳が感じてそのように見えるといっている状態なのです。

 なんとか雰囲気つかめたでしょうか?!

 難しいですね。ですから、両目を失明した人でも基本的には視覚的前兆がおこってもいいわけです。失明しているのに見える。

 脳は奥が深いですね。

 片頭痛も奥が深いです。