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 今日はイミグラン自己注射のスターターパックについて話したいと思います。
イミグランの自己注射をされている人ならご存じだと思います。一番最初にイミグランの自己注射を行う際に処方する箱です。中には自己注射の説明文や、DVD、ペン型注射器、ノートなどが入っています。

 当院では、スターターパックは院内で処方し、注射液につきましては門前薬局で処方していただくスタイルで長らくやっています。イミグランの自己注射(=以下イミ注)は多くは群発頭痛の患者さんと、一部の片頭痛患者さんで使っています。いつもの痛みで、病院に行く手間暇考えるとイミ注して自宅でゆっくりしたほうが改善しやすいと思われたり、夜間なので病院に行きにくいので自宅でという患者さんには大変有用な方法だと思います。
 
 値段も高いのですがイミ注は効果が早くかつ確実です。吐き気があったり、目が覚めてすでに頭痛なんて場合には内服トリプタンでは効果が薄いことが多く、そのようなケースでは最適だと思われます。
 
 当院では毎年、10人前後の患者さんがイミ注を開始することなります。10人といえば月に1人くらいのペースですので、1個スターターパックを用意しておけば理論的には十分なはずなんですが、うちには2個準備しています。

 群発頭痛の群発期って意外にというか当たり前のようにかちあうわけです。そうすると続けてイミ注が始まることが年に1回必ずあります。それが先々週でした。木曜日1個スターターパックを処方し、すぐに補充しておけばよかったのですが、土曜日の午前中に更に1個、午後からも1個。3日間で3個スターターパックを処方しないといけない状況になりました。さすがに2個目を出したときに、これはやばいと思い、注文したのですが、いかんせん土曜日。お届けは月曜日と言われ、結局午後から処方した3個目は、近くの脳外科の先生に無理を言って貸していただき、難を逃れたような状況になりました。それから1週間たちますが、それからの処方はなし。イミ注とはそんな存在です。

 ないとくる。あるとこない。不思議ですね~。