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今日は以前もご紹介しました性行為関連頭痛についてです。

 今回のpointは意外に性行為関連頭痛が多いという点です。
 当院の外来では年に2-3人とくらいですが、実際はもっと多いという報告です。

 成人の約1%が性交中に重い頭痛があることを報告しているが、専門家によれば、実際はもっと多い可能性があるという。米ロヨラ大学メディカルセンター頭痛専門医であり、同大学神経学部長のJose Biller氏は、「性交中に頭痛を経験する多くの人はなかなか医師に言えず、医師も尋ねないことが多い。性行動に関連する頭痛は重く、恐怖を感じることがある。本人もパートナーもストレスを感じる可能性がある」と述べている。

 性交に関連する頭痛はほとんどが無害だが、なかには脳内出血や脳動脈瘤、脳卒中、その他の脳損傷など生命を脅かす疾患の徴候である可能性がある。

 Biller氏は、生命を脅かしうる二次的な原因を除外するため、初めて頭痛が起きたときは精査を受けるよう勧めている。また、男性は女性に比べ、性交に関連する頭痛を経験する可能性が3倍以上高いという。性交時の頭痛には主に3つのタイプがある。

・緊張型頭痛のような鈍い頭痛。オルガズム前に頭頚部から始まり、性的興奮が強くなるほど悪化する

・「雷鳴頭痛」。激しい痛みを伴い、オルガズム時に始まり、何時間も続くことがある

・性交後に始まり、軽度からきわめて強い痛みを伴う頭痛。この頭痛は起立するとひどくなる。髄液の内部漏出が原因で、脳が下方にたわむと痛みが生じる。対処としては、薬剤が疼痛軽減と予防に役立つ場合もある。また、運動、体重管理、カウンセリングも効果が期待できる。過度の飲酒は避ける。

私は幸いこのような頭痛で大きな問題となるような疾患に出会っていませんが、気をつけないといけないと思います。