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 長くなりましたので、今日が3回目になります。

 ODにはサブタイプがあって、下記の4つに分けられます。
 ①起立直後性低血圧・・・・・起立直後に強い血圧の低下と血圧回復遅延がみられる。
 ②体位性頻脈症候群・・・・・起立中に血圧低下を伴わず、著しい心拍増加がみられる。
 ③神経調節性失神・・・・・・・起立中に意識低下や意識消失を生ずる
 ④遷延性起立性低血圧・・・起立して3-10分経過して上の血圧が臥位の15%以上もしくは20mmHg以上低下する。

 というふうになっています。

 ここからは完全に完全に私の考え方です。
 ODはこのようにきちんとした診断基準・サブタイプがある疾患で循環器疾患であり、自律神経疾患でもあるわけですが、いつのまにかわけのわからん不定愁訴の症候群のような扱いをうけています。

 また不登校の患者さんの診断名に使われたりしているのです。
 確かに中には両方の要素を持っている患者さんもいらっしゃるのですが、そこらあたりがいい加減な診断で、その名前にいれこんでいるような感じが否めません。

 私自身は頭痛とODをあまり混同してほしくはないのです。
 ODによる頭痛というのは基本的に、どのような病態・メカニズムわかっていませんので、そのように診断してはいけないと考えています。ですからODだから頭痛は仕方ないという説明はしてはいけないとおもいます。

 しかし、そのような説明が多くになされているのも現状です。

 またまた長くなりました。
 この続きはまた次回行いたいと思います。