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前回から「起立性調節障害」についてお届けいたしております。今日が2回目です。前回は序論として、一般的な大きな枠組みについて話しています。
今回は診断基準です。これは小児心身医学会からだしているものです。心身医学会ですので精神疾患の専門家が提案しているものと考えてください。
(診断基準)
○大症状
A.顔色が青白い
B.食欲不振
C.臍疝痛(強い腹痛)を時々訴える。
D.倦怠あるいは疲れやすい
E.頭痛をしばしば訴える。
F.乗り物に酔いやすい
G.起立試験で脈圧狭小化 16mmHg以上
H.起立試験で収縮期血圧低下 21mmHg以上
I.起立試験で脈拍数増加 一分21以上
J.起立試験で立位心電図TIIの0.2mV以上の減高、その他の変化
○大症状
A.立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい
B.立っていると気持ちが悪くなる。ひどくなると倒れる。
C.入浴時あるいはいやなことを見聞きすると気持ちが悪くなる
D.少し動くと動悸あるいは息切れがする。
E.朝なかなか起きられず、午前中調子が悪い
○小症状B.立っていると気持ちが悪くなる。ひどくなると倒れる。
C.入浴時あるいはいやなことを見聞きすると気持ちが悪くなる
D.少し動くと動悸あるいは息切れがする。
E.朝なかなか起きられず、午前中調子が悪い
A.顔色が青白い
B.食欲不振
C.臍疝痛(強い腹痛)を時々訴える。
D.倦怠あるいは疲れやすい
E.頭痛をしばしば訴える。
F.乗り物に酔いやすい
G.起立試験で脈圧狭小化 16mmHg以上
H.起立試験で収縮期血圧低下 21mmHg以上
I.起立試験で脈拍数増加 一分21以上
J.起立試験で立位心電図TIIの0.2mV以上の減高、その他の変化
大3以上、大2小1以上、大1小3以上あり、他の器質性疾患を除外すればODと診断する
とこういうふうになっています。
実際の問題としては自覚症状だけで判断されているケースはかなり多く、起立試験を確実に行って診断を確定させているのは、一部の医療機関だけになります。一般の診療所レベルですと、1人の患者さんにたくさんの時間をさけないので概ね問診だけで診断されているように思います。
実際の問題としては自覚症状だけで判断されているケースはかなり多く、起立試験を確実に行って診断を確定させているのは、一部の医療機関だけになります。一般の診療所レベルですと、1人の患者さんにたくさんの時間をさけないので概ね問診だけで診断されているように思います。
またまた長くなりましたので、この続きも後日行いたいと思います。
難しいですよね
難しいですよね
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