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前回の頭痛研究会で起立性調節障害x小児の頭痛というお話をしました。
起立性調節障害について知りたいというリクエストもありましたので、今日は「起立性調節障害」についてお届けしたいと思います。
起立性調節障害(以下ODと呼びます。)
ODは起立時の循環動態の代償的調節機能が破綻する疾患です。
もう少し細かく話しますと、起立することで通常一旦血圧が低下します。しかし通常は速やかに血圧が上昇に転じて何ら自覚症状はおこしません。ところがODはその血圧が下がった状態から回復することができずに諸症状(たちくらみ・めまい・気分不良・動機・息切れetc.)をおこす疾患です。
ODは起立時の循環動態の代償的調節機能が破綻する疾患です。
もう少し細かく話しますと、起立することで通常一旦血圧が低下します。しかし通常は速やかに血圧が上昇に転じて何ら自覚症状はおこしません。ところがODはその血圧が下がった状態から回復することができずに諸症状(たちくらみ・めまい・気分不良・動機・息切れetc.)をおこす疾患です。
一般に頭痛・腹痛などの不定愁訴といわれるもので受診する思春期の患者さんには、このODという診断名がつけられていることが多いようです。
ODには頭痛症状が合併することが多いと報告されていて、ODの50%には頭痛が合併すると一般的に言われています。しかし、実際にはよく検討されているものはなく、具体的にどのようなメカニズムで頭痛がおこるのかさえわかっていません。
自律神経障害・更年期障害などと同じで、わけがわからない症状をひっくるめて、こう呼んでいるのが現状です。若いお子さんならOD。成年なら自律神経障害。更年期なら更年期障害というようにです。
実際、外来にもOD+片頭痛といってくる患者さんや、頭痛+不登校=ODなどと診断されてくる患者さんは結構、多くいらっしゃるのが現状です。
ちょっと長くなりそうなので、続きはまた次回とします。
本日はODの序論でした。
本日はODの序論でした。
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