前回からトリプタン製剤についてお話しています。
トリプタン=セロトニン1B/1D受容体作動型治療薬といわれていて、拡張した脳血管を収縮させて、血管周囲の炎症を鎮める働きがあります。
ですので禁忌として
�心筋梗塞・狭心症のように心臓の血管が収縮しては都合の悪い患者さん
�脳梗塞のように脳血管を収縮しては都合の悪い患者さん
�血圧の管理が十分できていない患者さん
�心筋梗塞・狭心症のように心臓の血管が収縮しては都合の悪い患者さん
�脳梗塞のように脳血管を収縮しては都合の悪い患者さん
�血圧の管理が十分できていない患者さん
には使えません。
副作用としては
�前胸部から上の締め付け感
�倦怠感・眠気
がみられます。
副作用としては
�前胸部から上の締め付け感
�倦怠感・眠気
がみられます。
私自身はかなりの数を使ってきていますので、無症候性脳梗塞といって症状のない脳梗塞の患者さんでも場合によってはトリプタンを使うことがあります。もちろん状況的に問題なく、かつ患者さんに十分承諾をうけてからということになります。
また副作用についてもpositiveに考えていて、副作用が出る人は効果がある人です。上手に使ったら頭痛から解放されますと説明してあげます。
ある程度副作用に目をつぶって頭痛が軽快するようであれば、その点を強調して、副作用を使い方や内服薬の変更で軽快させて、上手にcontrolしてあげるという方法をとります。
ある程度副作用に目をつぶって頭痛が軽快するようであれば、その点を強調して、副作用を使い方や内服薬の変更で軽快させて、上手にcontrolしてあげるという方法をとります。
内服して眠気が出たら可能であれば眠ってください。20分くらいでも眠っていただければ、目が覚めたら随分スッキリすると思いますというように説明しています。実際、内服して一定の時間眠れれば改善していることが圧倒的に多いようです。