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 今日はデパケンについてお話したいと思います。

 昨年、片頭痛の予防治療薬として認可されました。もちろん以前から片頭痛の予防効果については数々の論文があり、先日書きました「ミグシス」より有効性が高いという報告がたくさんあります。

 私自身は認可されるまでは「ミグシス」「トリプタノール」を中心に使っていて、それでも改善しないようなケースで主に「デパケン」を使っていましたが、認可されてからはどうどうと使うようになり、使用頻度はふえている薬剤です。

 ただし、この薬剤についてはいくつかの問題点もあります。
 ①もともと抗てんかん薬
 ②妊娠・出産期にある女性では、使用中に妊娠しますと奇形の合併率が増える。
 ③眠気・肝機能障害などの副作用がある

 というところです。

 ですから適齢期の女性であれば、使用にあたってはある程度の説明ならびに患者さんの理解が求められます。通常、片頭痛で使う場合は女性であれば200mg1x夕方もしくは400mg2x朝・夕で使用するのが一般的な使用量です。血中濃度を測定して21-50μg/ml程度にするように定められていますので、これを越える量の使用はしないと思います。

 眠気や肝機能障害も看過できない問題点です。
 内服してしばらくして、状態をお尋ねしたり、採血にてcheckすることで解決できるものです。

 ネガティブな話ばかりで申し訳ないのですが、予防効果としては他剤を凌駕するものだと思っています。

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