ここ最近の外来の傾向についての話です。

 1年間、患者さんを見れば季節季節でいろんな流れがあることに気がつきます。

 例えば、片頭痛の患者さんで言いますと、頭痛のおこる頻度は一定の人もいれば季節によって変わる人もいらっしゃいます。

 よくあるのは花粉症の季節・黄砂の季節・雨の降る前・カンカン照りが続く日など天候に左右されるのと頭痛がおこりやすいおいうものです。昨年までは感じなかったのですが、今年は急に寒くなると頭痛の頻度が増えると話す患者さんが大変多いのにビックリします。

 北陸・東北の大雪・寒波は20年に1度などと言われていますが、当地も例年に比較すると寒い冬です。頭痛diaryにその日その日の気温を記載してくれる患者さんがいますが、そのdiaryを見ても寒い日に頭痛が多く発生しています。

 これも季節関連は危険因子という片頭痛のお約束なのかもしれません。

 もう少し注意深く経過を見ていきたいと思っています。