昨日診療を終えて、ある製薬会社の社内勉強会に呼ばれて話をしてきました。
 
 最近、てんかん薬で非常に有名な「デパケン」という薬が片頭痛の予防療法の適応が取れました。
 実は20年以上前からアメリカなどでは片頭痛の予防薬として実績をあげてきました。日本でも頭痛専門医であれば一般的に使用してきたわけですが、保険適応がとれないために、なかなか表だって使えない状況でした。
 
 それが急に厚生労働省が認可してくれたために、トントン拍子に使えるようになったわけです。
 
 使う我々にとってはなじみの薬であり、使用実績もたくさんあって、改めてという印象はないのですが、売っている製薬会社にとっては経験がまったくないために、どうやってプロモーションしていこうかという話で、その橋渡し的な役割で話をしてきました。
 
 デパケンという薬は日本で売り出されて30年ちかくたっていますので、何も薬の効き方・副作用などをteachingする必要はないわけですが、どのような使い方をしてどうやって効果をあげるかという話をしてきたわけです。
 
 10人くらいの人が聞いていただいたのですが、最後まで熱心に聞いていただきましたし、ちゃっかりこのブログについても宣伝しておきました。