前回からの続きです。
 
 そのドラッグストアチェーンでポイントカードを持っている人での話になります。
 
 ①鎮痛剤は項目別での売上は3位
  ドラッグストアで最もうれるのは5箱セットのティシュボックスで、次に売れるのが2リットルの水のペットボトルで、その次に売れているのが鎮痛剤ということです。
 
 ②1店舗あたり鎮痛剤は年間2500個以上売れるとのことです。
 もちろん店舗の大きさや、店舗の売上など大きく違うようですが、平均値として2500個以上の鎮痛剤がうれるようです。
 
 ③年間7個以上の鎮痛剤を買う人がお客さんの中で3%
  年間13個以上の鎮痛剤を買う人がお客さんの中で2%
  これほど多数のheavy userがいらっしゃるのです。もちろん買っていった人が内服しているということでもなければ、家族全員で使う人もいるわけですが、それにしてもheavy userの割合が多いんですよね。
 
 ④heavy userは他のお客さんの3倍ロキソニンへ移行している。
  たくさん鎮痛剤を購入している人は、ロキソニンSが発売されてからは、一気にロキソニン購入へshiftしているとのことです。
 
 drug storeでの大規模な統計は今までになく日本で初めての発表だと認識しています。
 私の知識のはるか上をいく数字だったことは間違いありません。
 ここいらの現状も踏まえて頭痛診療にあたりと考えています。