抗うつ剤が頭痛に有用であるという新しい研究発表がでましたのでご紹介します。
 
 著者:Jackson JL et al.
 
 タイトル:Tricyclic antidepressants and headaches: systematic review and meta-analysis.
 雑誌名:BMJ. 2010; 341:c5222
 
 片頭痛、緊張型頭痛、混合型頭痛の成人患者における三環系抗うつ薬(TCA)の有効性・安全性を、無作為化比較試験のシステマティックレビュー+メタアナリシスで検証。TCAはプラセボに比べ片頭痛および緊張型頭痛の予防に有用で、SSRIより鎮痛効果が高かったが、副作用リスクはプラセボおよびSSRIより大きかった。
 
 日本では三環系抗うつ剤と言えばトリプタノール・アナフラニール・トフラニール・アモキサンといった薬です。
私も上2つ。特にトリプタノールはよく使用します。トリプタノールは痛みの感受性を上げる働きもありますので、薬物乱用頭痛でもよく使います。
 確かに眠気・倦怠感・フラフラ感などの副作用はみられますが、前もって患者さんにはなしておけば、意外と大丈夫なおものなので、結構重宝している薬です。