「自分の頭痛の専門家になってください。」
 
 これが私の最近の流行のフレーズです。
 この言葉の発信源は京都で開業されている立岡先生と頭痛診療の第一人者の先生がよく使われている言葉です。私も初診の患者さんへは必ずこの言葉を伝えています。
 
 この言葉すごくいい言葉で、患者さんの多くは頭が痛くないときに受診され、いろいろ説明をうけるわけですが、実際痛いときに薬をのんでいいかどうかは自分で判断しないといけません。ですから必ず自分の頭痛の専門家になっていただけなければいけないのです。私たちはそれをお手伝いするのが頭痛専門医の仕事ということになります。
 
 患者さんは、段々慣れてこられるとこの言葉の持つ意味を十分理解されてこられます。
 そうなると、まずまず自分の頭痛の専門家になってらっしゃると言ってもいいわけです。
 
 言うは易く行うは難し いつでもそうなんですが、簡単にはいかないのも事実なんですが、ならうべく一人でも多くの自分の頭痛の専門家お作っていきたいと思っています。