今日は第39回慢性疼痛学会からの報告です。
 
 アメリカでは12歳以上の人口の9%が薬物の乱用または依存を経験しているとのことです。
 一番多いのがマリファナですが、何んと2番目に多いのが鎮痛剤なんですよね。2007年のデータでは2147万人が鎮痛剤の乱用または依存を経験しているそうです。
 
 鎮痛剤を使用するということは乱用することと背中合わせであるということを心にくぎを刺す必要があります。
 
 もちろん、これは患者さんだけでなく、われわれ医師も同じことですので、教訓として知っておくべきだなあと痛感する次第です。
 
 薬物乱用頭痛の啓発にいそしんでいるのは日本頭痛学会だけかと思ってましたら、最近は製薬会社のエーザイも積極的にパンフレットやポスターを作って啓発してくれています。
 
 ありがたいものです。