先日のブログにも担当の先生が十分相談にのっていただけないという悩みがありました。

 そこで今日は診療所からみた頭痛患者さんの経済学について書きたいと思います。
 診療費は全国統一ですが、意外とわかりづらい摩訶不思議なブラックボックスのようなものです。

 例えば、当院ではよその診療所を受診されて、画像検査(CT・MRI)、採血、内服処方までされていながら再度受診される患者さんがいらっしゃいます。いろいろ話を聞いて治療方針まで話をすると20分ほどかかります。この場合は
  初診料270点+電子カルテ加算3点=273点
  つまり2730円の診療費で3割負担ですので、患者さんの負担は820円になります。

  再診になりますと123点。つまり1230円で、患者さん負担は370円になります。
  内服を処方された場合には191点。つまり1910円で、患者さん負担は570円になります。

 ところが受診して1ヶ月以上たった再診の生活習慣病(高血圧・糖尿病・高脂血症など)の患者さんでは28日以上の処方がある場合は481点。つまり4810円で、患者さん負担は1440円になります。

 生活習慣病の場合には、多くは血圧を測定すあり、採血の結果などを話して処方を交付するだけで終わるケースが多く、時間も比較的短く、更にうまみが多い患者さんになります。

 ところが頭痛患者さんの場合には時間が非常に多くかかった上に、いただける点数は少ないので、そういう意味ではうまみが少ないということになります。

 私自身は頭痛を専門に診療していますので、値段ウンヌンは関係なく診療していますが、そうでもいかない医療システム上のカラクリがあるのも事実なんです。

 ここまで書くと診療妨害になると怒られそうですが、そこらあたりも十分話を聴いてもらえない理由の一つかもしれませんね。