週末を利用して東京であった頭痛の研究会に参加しました。

 この研究会は過去3年ほど毎年参加しています。
 discussion形式で頭痛診療について話し合いができる唯一の研究会であるために私は、土曜日の午後の診療を休止してでも参加しています。

 ところがである。
 基礎的な話から頭痛大学でも有名な間中先生の話と盛り上がったのですが、その後にあったdiscussionが最悪でした。というのも取りまとめをする先生が不手際で全くdiscussionにならないまま、意見交換できないままで終わってしまいました。

 tensionがたベリでした。

 もちろん、相当の犠牲を払ってきたわけですから、それなりの明日からの診療に役に立つものを一つでも多くと思って最後まで気合を入れなおして聞いてきました。

 また少しずつ小出しにしていきましたが、最も共感できたのは間中先生から「頭痛診療は患者さんに共感する医学である」という話でした。「患者さんから学び、患者さんに共感して、患者さんに還元する。それが実現できるのが頭痛診療です」という話でした。

 何か哲学的ですが、非常に含蓄のある言葉だなあと思い胸にしまって帰って来ました。