これもアメリカからの研究発表なんですが、Neurologyという大変有名な雑誌にのっている論文です。

 Neurology 2009:72:922-927
 Kenneth J. Mukamal准教授らの報告です。

 ・医療機関受診前24時間の気温で5℃上昇すると頭痛のリスクが7.5%上昇する。
 
 ・受診前48-72時間前の低気圧も頭痛のリスクを上昇する。

 という報告がなされています。
 
 これは以前から言われていることなのですが、
 気温・湿度・気圧によって片頭痛発作がおこしやすいことを医者ならびに片頭痛患者さんは経験的に知っているわけですが、それが科学的に証明されたということです。

 何を今さら的な話なのですが、実際気温が急激に上昇したり、気圧がさがってくると頭痛発作が引き起こされることの証明はできていなかったわけですから画期的ではありますが、インパクトは弱いですね。

 これから夏になり高気温・急激な低気圧には注意してください~!