頭痛で来られる患者さんの中には、ずっと緊張型頭痛と言われていますという患者さんもおいでになります。ずっとと言うのは、1ヶ所の施設でそう言われて治療していますというものから、数ケ所の施設で言われていると方もいます。

 その中には当然緊張型頭痛で問題ない患者さんも多いのですが、明らかに片頭痛だと思われる患者さんも多くいらっしゃいます。

 以前も書いたと思いますが、一般論として「繰り返す頭痛」を主訴に来院される患者さんの84%は片頭痛なのです。ですから、頭痛が繰り返す場合のほとんどが片頭痛なのです。

 その中で最も緊張型頭痛に間違われる症状が「肩こり」があるという点です。
 片頭痛の患者さんの75%に「肩こり」があるので、肩こりがあれば緊張型頭痛と考えるのは浅はかなのです。

 片頭痛の患者さんの話を聞きますと、朝起きた時に肩がバーンとはっていて、それからガンガンと来るのですと話される患者さんが非常に多いのです。これは典型的な片頭痛の症状であって、緊張型頭痛ではないのです。

 緊張型頭痛は朝から頭痛が起こることは少なく、午後から夕方にかけて頭痛がでてくるものなのです。またあっためると頭痛がよくなるのは緊張型で、冷やすとよくなるのが片頭痛です。

 少し丁寧にポイントを聞けば簡単に判断できるのですが、それがなかなかできていない実情があります。