うちの診療所においでになる頭痛患者さんの特徴は?

 「小児の片頭痛 & 薬物乱用頭痛」です。

 薬物乱用頭痛になる薬はいつも書いていますが基本的には市販薬(イブA&ナロンエース)が多いのですが、市販薬以外ではロキソニンが圧倒的に多いのです。

 最近も70歳代の女性ですが、頭痛があってロキソニンをもらっていた。
 最初は時々内服していたのですが、それが毎朝になり、次には朝、昼の1日2回になり、しまいには1日3回ロキソニンを内服するようになり、わずか2年あまりで常用になっているのです。

 患者さんに聞けば、痛くなってから飲むのは遅いので早め早めにということで、1日3回キチンキチンと内服するようにしたとのことであった。
 恐らく、数ヶ月後にはそれで納まらなくなり、朝・昼・晩・寝る前になるのは目に見えています。そしてもう内服しても効果がないために、他の薬も併用したりが始まるわけです。

 事情を説明してもしても患者さんが薬をやめるという気持ちはないらしく、1日3回まで内服していい薬だから、なぜいけないの?ということになり、その先生は飲んでいいよと言われたと言われて困り果てるわけです。

 とことんまでいくしかないのかなあと匙を投げたくなりますが、最初の段階で1日3回まで内服していいことになっているという認識がここまでさせた犯人なのです。

 頭痛で薬を適切に与えないと鎮痛剤の量だけがドンドン増えていきます。
 確実に効かなくなる。その認識を先生方にもぜひ持ってもらいたい願うばかりな今日この頃です。