先日中学生の女の子が激しい頭痛で来院された。

 養護教諭も母親も激しい頭痛と嘔吐をくりかえすために、ひどい病気なのではないかと相当心配の様子でした。その中学生は1ヶ月前も同様の頭痛があって、ある医療機関を受診され、点滴に制吐剤だけで改善されたという既往があった。

 その前に熱い屋外で過ごしたので熱中症との診断だったようです。

 強い直射日光も片頭痛の誘発因子ですし、その出来事から1ヶ月は全く普通に生活していたとの話でしたので、片頭痛で間違いないと確信しました。

 母親からも脳の検査を希望されましたので、検査しましたがやはり異常はありませんでした。

 それで片頭痛と診断し、イミグランの注射と輸液で症状は速やかに改善しました。

 中学生ころから片頭痛がおこることが多いのですが、多くは家族性で母親も片頭痛で娘もというパターンが多いのですが、近親者にいない場合はビックリされることも多いようです。

 母親が片頭痛もちであれば以前の自分のことも思い出して冷静に対処できますが、そうでない母親であれば大変難しいようです。

 片頭痛は決してなくすことはできません。
 ですからいかに上手に片頭痛とつきあっていけるかを我々医師と患者さんの間で十分コミュニケーションをとって探していくことが本当の治療だと思います。そのためには十分な問診ならびに患者さん側からの情報提供ならびに、薬の効果判定も大事になってきます。