頭痛の治療で漢方薬を使うことも結構あります。

 例えば風邪薬で有名な葛根湯とか片頭痛に使う呉朱ユ湯(ツムラ31番)など~

 ところが、、、。 内服方法まで外来で指導するんですが、、、。

 5割以上の確率で正しい内服方法で内服されていません。残念です。せっかく処方されても、正しい内服方法でないと十分な効果が得られませんからね。


 まず内服時期ですが、基本的には食間です。そうゴハンとゴハンの間です。
 1日3回なら午前10時、午後3時、午後9時とかに内服して欲しいですね。


 加えて飲み方ですが、口の中にあの苦い?顆粒をぶっこんで水で流し込む。
    普通じゃんって。 違いますよ。 間違っています。
 
 漢方薬は昔は薬草を煎じたものを内服してたわけですから、現在ならツムラ、カネボウやオースギなどのメーカーが出している薬(エキスと呼びます)を適度な白湯に十分溶かして内服するのがいいと思われます。

 実験ですが、私が風邪をひいた時に27番の麻黄湯を内服しましたが、水だと殆ど身体に変化なかったわけですが、白湯に溶かして内服すると徐々に身体がポカポカしてきて、その後発汗してきて解熱し、症状が緩和したものです。

 是非、漢方は食間に白湯に溶かして服用してください。