前回、脳脊髄液減少症について考えました。
 結論はちゃんとみてくれる医療機関、先生がいないということでした。

 では、脳脊髄液減少症ってそんなに多くいるものでしょうか?

 頭痛外来では、しっかり勉強してきてあってインターネットの記事まで印刷していらっしゃる患者さんもすくなくないわけですが、多くは違うようです。

 まず症状がこれだという点がない。(しかし、現在のガイドラインでは症状は何でも許容されるようになっていますが、、、。)

 画像検査しても、あてはまる人が非常に少ないという現実があります。

 多くは整形外科からの紹介で来院されていましたが、厄介ばらいみたくされて受診される患者さんもいるのが現実です。多くの期待をよせて来院された患者さんに期待と反する答えを出した場合の精神的な問題は非常に大きく、決して福音にはなっていないようです。