図10
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本日は、エムガルティ・アジョビ・アイモビーグなどのお薬を使う患者さんのお話です。

このような抗CGRP製剤が世の中にでてきて、丸2年が経過しました。
治験同様、納得のいく結果がでている患者さんもいれば、結果のでていない患者さんがいるのも事実です。

私が見ても典型的な片頭痛患者さんなのに効果がでない患者さんがいるのは確かです。
なぜなんだろう?と思うこともよくあるのですが、現時点での私の答えなんですが、
片頭痛の際に、原因となる神経peptideに
CGRPPACAPVIPNOなどがあると言われています。

エムガルティ・アジョビ・アイモビーグなどのお薬は、片頭痛の際にはCGRPのみをblockします。ですので、ある患者さんは、片頭痛がおこればCGRPがmainに動くtypeであれば、理論的にはエムガルティ・アジョビ・アイモビーグなどのお薬が凄く効果的だと言えます。

ところが片頭痛患者さんの中にはCGRP以外の神経peptideが動く場合には、理論的に
エムガルティ・アジョビ・アイモビーグなどのお薬は効果がでないということになります。

実際問題
PACAP そのものに対するモノクローナル抗体であるLu AG09222片頭痛予防効果が期待されていますので、実際の患者さんでもCGRPさえblockしても効果はあまりなく、PACAPを抑えないと片頭痛が良くならないケースがあるのだと思います。

そういう現状では、CGRPの濃度がきちんと測定できれば、ある程度効果がでるかでないかが推測できると思われます。そういう内容の論文が上の論文です。

片頭痛患者健常者比較して、唾液中のCGRP濃度有意高値であったまた、 反復性片頭痛患者では投与前唾液中のCGRP患者では、アイモビーグ投与によって頭痛日数50%以下低下する確率かったという内容です。

つまり
簡単にCGRP濃度が測定できれば、
エムガルティ・アジョビ・アイモビーグなどのお薬が効くか効かないのか?がわかりますし、エムガルティ・アジョビ・アイモビーグなどのお薬を使って、頭痛が減ってCGRP濃度も減れば、お薬を中止するかどうかを簡単に判断できるようになるはずなんです。

技術的には難しい話ではないので、測定機器の正確性・値段・保険適応が決まれば、あの高い薬である
エムガルティ・アジョビ・アイモビーグなどを効く人に確実に届けられるようになるわけで、我々医師側にとっても、患者さん側にとっても大変いい話になると思われます。

今後の研究結果に期待していきたいです。

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市販薬の選び方1

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最近、休みがちのブログでした。気が付くと約2ヶ月も間隔があいておりました。
本日の話題は前回に続き、市販薬の選び方についてです。
患者さん用に指導餞を作ってみました。

前提条件として、緊張型頭痛/片頭痛を問わず、ある程度市販薬でcontrolできる人
加えて、18歳以上の成人(もしくは15歳以上)に限定してとしております。

市販薬は大きく分けて4つの薬剤に分けられます。
①イブプロフェン系  ②アセトアミノフェン系  ③アスピリン系  ④ロキソプロフェン系です。
個人的には主力の4薬剤のみ入っている薬を選んでいただくように説明しております。

しかし、多くの薬は4つの薬剤に加えて
1)他の鎮痛成分
ブロムワレル尿素・アリルイソプロピリアセチル尿素・エテンザミド
2)カフェイン
カフェイン・無水カフェイン(鎮痛成分効果を強めるために)
3)胃粘膜保護成分
水酸化アルミニウム・酸化マグネシウム
などの薬剤が入っているものが圧倒的に多く、かつ値段も高いために、ドラッグストアなどでも薬剤の販売登録者(薬剤師ではない)からも「お勧め」としてpushされることが多いと聞いております。

しかし、我々医師側としては逆にそういった添加物(私の勝手な呼び方)の全く入っていない。かつ値段が添加物が入っているものより安い薬剤をお勧めしております。

医師側はOTCに対する知識が少ない人も多く、あまりOTCについての注意はしないのが一般的です。
また、上記した薬剤でロキソプロフェン系薬剤は薬剤師がいないと購入できませんが、それ以外は野菜を買うくらいの感覚で購入できますし、かつ薬剤登録販売者も決してそこらへんの薬剤の違いについての知識がない人が多いために、適切なOTC購入ができない人が多いんだと思います。

「セルフメディシン」の時代ですので、そこは自己責任になってしまいますので、最低限この程度の知識を持って購入していただきたいと願うばかりです。

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最強のOTC

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本日はタイトルのようなお話です。

長くOTC(市販医薬品)について書くことはありませんでした。

今回、話題に取り上げたのは週刊ダイアモンド2023/3/11に記載された内容が、この手の雑誌としては、恐ろしくまともなことが記載されていたからです。

 

昨今の頭痛外来でも「薬物乱用頭痛」の問題は何も解決されていません。

いまだに市販の医薬品での薬物乱用頭痛が減ってきていません。

 

歴史的に考えれば理由は4つあります。

   ドラッグストアがたくさんできた。

   厚労省がセルフメディケーションを勧めている(医療費控除も含めて)

   スイッチOTC(医療機関でしか処方されていなかった医薬品がドラッグストアで買える)

   ネット販売が可能になったこと

 

というところで、市販の鎮痛薬は、基本的にはスーパーで野菜を買うように、Amazonで好きな商品を買うように買えるようになった。つまり買うハードルが下がったことが非常に大きいと考えています。

 

患者さんから、市販の鎮痛剤は何がお勧めですか?

この質問は必ずいただきます。

答えは「単一の鎮痛成分の薬」を購入してくださいと答えています。

 

この記事にもありますが、

タイレノール・リングルアイビーとかです。と答えています。

 

この記事にも書いてありますが、間違っても

アリルイソプロピリアセチル尿素」「ブロモバレリル尿素」が含有していたり、「無水カフェイン」などが含まれていない薬を購入してくださいと話しています。

 

「アリルイソプロピリアセチル尿素」「ブロモバレリル尿素」は既に欧米では使われなくなった薬です。昭和20年代に開発された催眠鎮静剤になりますので、このような薬剤が含有される「複合鎮痛剤」については購入しないように勧めております。

 

この雑誌にも書いてありますが、これらの薬剤が含有していないものに比較して

    高価  眠気がでる  習慣性のリスクが上がる

からです。単独では鎮痛効果もありません。

 

以上、述べてきましたが、概ねこの雑誌に書いてある内容通りです。

是非、参考にしてください。


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