世の中3連休でしたが、私は2/10と2/11と連日になりますが診療所近くの公民館で「脳卒中について」というタイトルで講演会をさせていただきました。

 過去、老人会や老人大学等々で高齢者相手の講演会はかなりやってまいりましたが、開業してからは初めてでしたので、以前作っておいたスライドを少し改訂して臨みました。

 2/10は60人あまり参加していただきました。非常に大きい公民館で熱心に耳を傾けていただきました。
 2/11は40人程度参加していただきました。講演が終わった後にも熱心な質問を頂きまして、非常にありがたかったです。

 こういう機会をいただいたことに大変感謝いたしますし、また3連休で大変天気も良かったのですが、たくさんの人たちに参加していただいたことにも大変感謝しております。

 今までにも結構やってきましたが、皆さん熱心に聞き入ってもらえますし、また同じようなところで笑ったり、驚嘆の声があがったりするものです。

 小渕首相、長嶋監督、オシム監督と著名人の脳卒中も多く、一定の年齢の人達にとっては最大の関心事のようです。私のようなものでよければ、これからもどこへでも出かけて話したいと思っております。

 一緒にいて安心できる家族や友人がいないなど、社会的な支えが少ない人は、脳卒中による死亡の危険性が高くなることが、厚生労働省研究班の大規模調査で分かった。研究班は「独居の高齢者も多く、孤立しないよう社会で支える仕組みが必要だ」と説明している。

 私もずっと脳卒中を自分の専門領域にしていました。

 今までも、よく一人暮らしで1-2日発見されないままきた患者さんを結構みていて、上記のような因果関係があるんではないかと考えていました。

 今回はたくさんの患者さんを対象にして、そのような結果がでたということで、今までの胸のつかえが少し取れたような気持ちです。しかし、独居老人は右肩上がりで増えているわけですから、政府としても安易に見逃せない結果ではないでしょうか?

 地域で子供達を守る。地域でお年寄りを守る。そんな地域像を描く時期にきているのではないでしょうか?地域でのセーフティーネットの構築が必要だと思います。まずは、モデル地域を選定して予算を組んで、現実問題としてとりかかる必要があると思います。

 いかがでしょうか?

 頭痛を主訴にくら患者さんの職種はいろいろです。

 そんな中でも、「美容師」「理容師」さんの割合って多いんですよね。
 
 「美容師」さんは火曜日? 「理容師」さんは月曜日?

 お休みが決まってますから、その日にしか来れません。
 片頭痛の人もいますが、やはり緊張型頭痛が多いように思います。

 緊張型頭痛~まあ肩こりや首のこりからくる頭痛です。~

 朝方はいいんだけど、夕方になると痛みがあり
 後頭部から後頸部にかけての頭重感があり
 入浴や睡眠などで改善し、吐き気はきたしません。
 ひどい場合には浮遊感を伴う軽いめまい症状もおこります。

 やはり「美容師」「理容師」さんは同じ姿勢を続けるし、場合によっては無理な格好でカットするからだと思います。職業病と言えば職業病です。

 一番いい方法はストレッチでしょうね。
 次に筋力をつけるのもいい方法です。
 あとは入浴。プラス ストレッチ。
 最後に薬ですかね。
 
 薬は鎮痛剤より筋の緊張を改善させるミオナールやテルネリンなどをベースに飲んでいただいて、更に症状に併せて他の薬を追加するのが一般的ですね。

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