先週から花粉症でクスリをくださいという受診が数人いらっしゃいます。

 私も開業医の端くれですから風邪・下痢・高血圧・花粉症・うつ病など一般的な病気も当然みます。

 そこで今日は片頭痛と花粉症。

 片頭痛もちで花粉症までお持ちの方はこの季節片頭痛の発作も非常に増えます。
 すいません。今日は立派な論文での裏づけはありませんけど、、、。
 でも経験的にいって間違いないです。

 恐らく、鼻水、鼻づまりなどの症状やアレルギー性結膜炎などの症状が常時あれば、常に三叉神経が刺激されることになるので、常に片頭痛の閾値が下がってくるんだと思います。

 いわゆる蓄膿(副鼻腔炎)でも三叉神経が刺激されているので片頭痛発作を起こしやすいと言われていますので、同様な機序で花粉症時期は片頭痛を起こしやすいんだと思います。

 こういう患者さんには片頭痛の治療も大切ですが花粉症に対してのケアを前もって開始しておくことが、片頭痛を重篤化させないコツだと思います。

 皆さんはいかがでしょうか?

 片頭痛の患者さんの多くは血圧低めの人が多く、そういう意味では脳卒中はおこしにくいんだろうぐらいに思っていました。しかし、頭痛を勉強していくと徐々にそうではなく、片頭痛患者さんは脳卒中も多いということを勉強してビックリしたものでした。

 最近読んだ脳卒中で有名な外国雑誌(STROKE)にこいう論文がでていましたのでご紹介します。

 片頭痛は前兆を伴う人と前兆を伴わない人がいます。
 最も有名な前兆は、頭痛発作がおこる30分くらい前に視野の一部がキラキラして見えたり、逆に一部分が見えにくくなったりするような視覚に関わる前兆をお持ちの患者さんがいます。

 このタイプの片頭痛の患者さんは脳梗塞の発症率が1.5倍高くなったという報告でした。

 詳細は省きますが、それに喫煙歴があると2.4倍。経口避妊薬を内服すると7倍に跳ね上がるそうです。

 私が外来でみている患者さんは10~40代の患者さんですが、そこまでの説明はしていませんが、片頭痛患者さんの多くは喫煙しないようです。なぜなら喫煙は頭痛を悪くすることを経験的に知っている方がおおいからなのではないかと思います。

 片頭痛の患者さんにも、今後おこりうる可能性について少しずつ啓蒙していこうと思います。

 今日実はうちの診療所の開院パーティーがありました。

 私自身はこのような会を開く予定はなかったのですが、親族からも是非やったほうがいいということで行うことになりました。今日は九州でも雪。風邪も強く不安定な天候になりました。

 この職業ですから、何人かは急患だ手術だでこれませんでしたが110人を越える皆様に集まっていただきました。開始前から以前からの知り合いの友人にヴィオリンとピアノを演奏していただき、格調高く始まりました。

 恩師2人に挨拶をいただきました。非常に温かい励ましの言葉を頂き、胸が熱くなりました。乾杯の音頭は先輩にしていただきまして、開宴です。

 たくさんの友人、先輩、後輩、開業に関わった業者の皆様に親戚。2,5時間あまりでしたが熱気にあふれた会になり、安堵しました。

 診療所の紹介に挨拶と私の出番も多かったわけですが、涙腺が一度限度いっぱいまでいきましたが、なんとかみっともない姿をみせずに終わることができました。最後も先輩に万歳三唱して終宴です。

 本当に最後まで多くの皆様に励ましや温かい言葉を頂戴し、また気持ちを新たにしたものでした。また明日から一つでも多く地域医療に貢献できるように頑張っていこうと考えています。

 これからも宜しくお願い致します。

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