若林
maxresdefault

[[img(https://sick.blogmura.com/headache/img/headache88_31.gif)]]
[https://sick.blogmura.com/headache/ranking.html 
にほんブログ村 病気ブログ 頭痛・片頭痛へ(文字をクリック)]
ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

 

本日は前回同様に新しい片頭痛治療薬「エムガルティ」についてです。
実はお笑いコンビの「オードリー」の若林さんが「オールナイトニッポン」で片頭痛について語った内容が話題になっています。

「オードリー」の若林さんはツッコミの方。つまり「ツウース」という春日さんじゃない方の芸人さんです。(笑)

小学生の頃から片頭痛もちで、今までにあらゆる片頭痛の予防薬を試してきたが効果なかった。毎日のように頭痛薬を内服していたことなどを赤裸々に語っている。

それが「エムガルティ」を使ってから、10日間全く頭痛薬を飲まずに過ごしていることをラジオ番組で話しています。こんなに頭痛薬を飲んでいないのは10年以上ぶりだとも語っています。

 

私はもう何度もこの製剤については、このブログ内で前回書きましたが、片頭痛の回数が多い人、日常生活支障度が高い人、頭痛薬の効果が薄い人などには是非使って欲しいことをかきました。

そういう意味では若林さんは、まさにその条件にピタリ当てはまる人です。

その人がこのような効果を語ってくれるのは大変ありがたい。まさにがらりと生活が変わった」わけですから。金額を除けば大変良い薬ではにかと思っています。

 

今年、同様の機序の片頭痛薬が他の2社からも発売予定です。

また、薬の効果については、患者さんの感想がでてきましたら、また報告させていただきます。

池田脳神経外科ホームページ http://www.ikedansc.jp/
池田脳神経外科フェイスブック https://www.facebook.com/ikedansc
頭痛日記  http://headacheikeda.livedoor.blog/
認知症日記 http://dementiaikeda.livedoor.blog/


皮下注
オートインジェクター

[[img(https://sick.blogmura.com/headache/img/headache88_31.gif)]]
[https://sick.blogmura.com/headache/ranking.html にほんブログ村 病気ブログ 頭痛・片頭痛へ(文字をクリック)]
ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

 

本日は426日に発売される新しい抗CGRP製剤「エムガルティ」についてです。
イーライリリーと第一三共の両方の会社で併売されることになった製品です。

私はもう何度もこの製剤については、このブログ内で書いてきました。

4年前から3つの会社の治験に参加してきましたので、やっとこの日を迎えるんだと万感の想いでもあります。

 

さて金額なんですが、、、、?!

私が思った以上の金額になりました。

 

2剤型ありまして、病院で我々がうつタイプ(写真上)と患者さんが自分で注射(オートインジェクター・写真下)するタイプの2つです。

 

前者が44940円。後者が46165円です。

患者さん負担は3割負担ですので、前者が13482円で後者が13850円です。

もちろん、これに診察代や病院でうつには接種代金が上乗せされます。

 

ちなみにですが、アメリカでは63005円。英国では62100円。ドイツでは57820円ですから日本は他の国よりは安くはあるのですが、にしても高い金額です。

 

加えて、初回は2本打たないといけないわけですから純粋に倍の料金です。

もう既に当院の外来でもお伝えしていますが、なかなか注射しますとは言ってくれません。

 

絶対注射すると言っていた患者さんも「夏のボーナスが出てから・・・」とトーンダウンされていました。

 

治験であたりをひいていた患者さんは効果の程はわかっていらっしゃるので、効果と金額の綱引きになります。

 

もちろん、注射することで極端に片頭痛回数が減る人もいれば、程度は軽くはなったものの頻度は少ししか減らなかった人もいます。

 

個人的には、「今の片頭痛治療に十分満足されていない患者さんには、是非試していただきたい~!」と思っています。

がらりと生活が変わる可能性があるからです。

 

使えるようになってから、患者さんの感想がでてきましたら、また報告させていただきます。

池田脳神経外科ホームページ http://www.ikedansc.jp/
池田脳神経外科フェイスブック https://www.facebook.com/ikedansc
頭痛日記  http://headacheikeda.livedoor.blog/
認知症日記 http://dementiaikeda.livedoor.blog/


img729_01

[[img(https://sick.blogmura.com/headache/img/headache88_31.gif)]]
[
https://sick.blogmura.com/headache/ranking.html にほんブログ村 病気ブログ 頭痛・片頭痛へ(文字をクリック)]

ランキングに参加しています。クリックをお願いします。

 

本日は久しぶりに群発頭痛のお話です。

群発頭痛の治療の主体は「イミグラン自己注射」です。

恐らく注射して5分くらいで効果がでてきて、20分も経過すれば寛解を得られます。

いわゆる頓挫療法(痛いときの治療)です。

 

予防療法としてはベラパミル(ワソラン)が一般的ですが、3T3xから6T3x9T3xと増量しないと効果が実感できませんし、9T内服すには時間もかかりますし、便秘という副作用も待っています。

 

それ以外にはステロイド・リチウムなども予防薬として使われます。今回はステロイドの話しです。

 

著者:Obermann M, et al.

 

雑誌: Lancet Neurol 2020 Nov 24;S1474-4422(20)

【背景・目的】 群発頭痛の予防治療にはステロイドが用いられているが、用量や投与期間については効果が実証されていないこともあり、今回はステロイドの効果について検討した。

 

【方法・結果】 ドイツの10施設で施行されたランダム化二重盲検プラセボ対照試験。

対象は1865歳の群発期に入って30日以内の反復性群発頭痛患者とした。プレドニン 100 mg 5日間服用した後に、20mgずつ3日毎に減量して、合計17日間の投与を行い、プラセボと比較を行った。また、全員にベラパミル(ワソラン)投与も 行われた (120mg/日で開始し、第19日までに360 mg/日まで増量)。主要評価項目は、試験薬投与後1週間 における平均発作回数に設定され、プレドニンとプラセボの間で比較検討した。

 

118 名の患者が登録され、対象となったのはプレドニン 群53名、プラセボ群56名であった。主要評価項目に関しては、プレドニン群では7.1 ± 6.5 (mean ± SD) 回であり、プラセボ群の 9.5 ± 6.0 回に対して有意に低下していた。また、副次評価項目である投与後28日間における発作回数もプレドニン群では15.6 ± 15.5回であり、プラセボ群の20.2 ± 15.0 回に比較して有意に低下していた。さらに、投与後7日間における発作があった日数も、プレドニン群では3.9 ± 2.4日で あり、プラセボ群の5.1 ± 1.8日に比較して有意に少なく、約半数の患者で発作日数が50%以上低下していた。

 

安全性に関しては、有害事象の発生率は両群とも71%であった。プレドニン群では頭痛、同期、浮動性めまい、悪心が主な有害事象であった。

 

 【結論・コメント】 本研究は経口プレドニン投与が群発頭痛の短期的な予防効果を示すことを実証し、ベラパミル(ワソラン) と併用することにより症状コントロールの改善に寄与することを明らかにした。投与後1週間に比較して、28日間 においてプレドニン群とプラセボ群との群間差がやや低下していたのは、ベラパミルの効果が発現したためと推察された。

 

ということでステロイドの効果が実証されています。

一方、ステロイドを使う事に対して患者さん側からは嫌がる傾向にあるのも間違いないわけです。初診時もしくは、初めて群発頭痛で治療するケースであると、病態の説明。治療方法の説明。イミグラン自己注射の方法など話すことが多く、そこまでいきつきません。

2回目以上の群発頭痛や、難渋するケースで使用することになります。

 

池田脳神経外科ホームページ http://www.ikedansc.jp/

池田脳神経外科フェイスブック https://www.facebook.com/ikedansc

頭痛日記  http://headacheikeda.livedoor.blog/

認知症日記 http://dementiaikeda.livedoor.blog/


↑このページのトップヘ